COP25中部カンファレンスに参加しました

1月9日(木)名古屋国際センターにてCOP25中部カンファレンスが開催され参加しました。

昨年12月2日~13日(2日間延長で終了は15日)スペインのマドリードで開催されたCOP25、議長国はチリですが都合によりスペインの開催。チリのカロリーナ・シュミット環境大臣が議長を務めた。

正式名は「気候変動枠組条約第25回締約国会議」で参加国は197か国。2015年フランスのパリで採択されたことから通称「パリ協定」と言われている。

日本は小泉進次郎環境大臣が参加したが、日本が石炭火力発電を国内や海外に設置しているとのことで地球温暖化対策に消極的として化石賞を授与されたとか、アメリカのトランプ大統領がこのパリ協定から離脱を通告、スエーデンの環境活動家グレタ・トゥンベルさんが地球温暖化防止対策を具体的に直ぐするべきだと演説したなどが報道されている。

今や脱炭素でなければ認めないと言う世界の風潮ですが、日本は年々温室効果ガスを減少させており2018年には前年比3.6%減。しかも海外に石炭火力発電技術を最も多く打っているのは中国、さらにアメリカはCO2排出量は中国(約28%)について2位(15%)でパリ協定離脱。日本は第5位の3.5%。

小泉環境大臣は日本国内において石炭火力を止め、自然エネルギーにシフトしてないので、今回のCOP25で打ち出せない理由があったものの、国内政策をどうしていくか議論する機会になったもようです。

しかしながら、一緒に同行したスタッフからは、こんなにさまざまの多くの国に環境大臣自ら声をかけ議論をしたことは今までになかったし、各国から称賛を得たとのこと。特にフロン対策については他国に勝り日本は先行しています。

いずれにしても2020年はこのパリ協定2030年までの目標達成のスタート年であり、2020年のCOP26(イギリス開催)までには再度、より厳しい見直し目標を設定し、途上国と先進国の温室効果ガスのバーターのクリーン開発メカニズムをどうしていくのかが課題となっています。